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RI会長のテーマと協調事項
本年1 月にサンディエゴで開かれた國際協議会には世界各国から530 余のガバナーエレクトとその配偶者が参集し、1 週間の研修が行われました。日本からも33
組のエレクト夫妻が参加し(1地区のエレクトが事情で不参加)、熱心に研修、その後の検討会も活発でした。
まず國際協議会の第1 本会議でインド出身のカルヤン・バネルジー2011 ~ 12 年度会長が紹介され、次年度のテーマが発表されました。
̶-こころの中を見つめよう、博愛をひろげるために-
(Reach within to Embrace Humanity)
自分自身の心の中をじっと見つめて、今自分がして欲しいと思うようなことを廻りの人になし、その愛を広げていこう。
そして強調事項を次の3 点としました。
1)「家族」;全て世の基本は家族である。先ず自分の家族を大切にし、その輪を広げよう。
2)「継続」;我々が今までやってきて良かったことは継続しよう。
3)「変化」;社会の変化に応じて我々も良い方向に変化しよう。
レイ・クリンギンスミス今年度会長の - 地域を育み、大陸をつなぐ - から一転、ロータリーの本質論となり、多くの基調講演は次期会長のテーマを受けてロータリアンやクラブの有るべき姿が論じられました。そして会員増強に関するジョン・C・スマージRI
理事の基調講演では、2003 年から2010 年までに会員数は120 万人で高止まりして殆ど変わらないのにクラブは8%増加し、新会員を110
万人も迎えている。これはロータリーが古い穴のあいたバケツになったに等しい。ロータリーとは何かと聞かれて一言で説明可能なアイデンティティが必要であり、ブランド力の強化が重要である。若い人たちはIT
化のために人と接する事が少なくなっているが本当は暖かい友情を伴った付き合いが一生の間には一番大切だと言うことを如何に上手に説明できるかが若い会員を加入させるキーポイントであると述べました。ラジェンドラ・サブーRI
パスト会長は、リーダーシップ論のなかで、もっとも大切なのは「家族」そして自分の「職業」、三番目に「ロータリー」があるとし、ビチャイ・ラタクルRI
パスト会長はロータリーの中核となる5 つの価値観についてそれぞれ例を挙げながら説明されました。基調講演後のラウンド・ディスカッションでは、特に日本のエレクトたちがこれらの基調講演を概ね好意的に受け止め、議論は活発でした。
地区目標
さてこれら国際協議会で学んできたことを如何に地区の目標に結びつけるかが私の役目であります。中山ガバナーはロータリー変革の初年度として2010
~ 13 年度までの地区の長期目標を決定し行動して来られました。基本的に積年度もこれを踏襲しなければなりません。各クラブでも現クラブ会長が皆さんと協議の上クラブの長期計画を立てたものと拝察しますが如何でしょうか。
中山ガバナーは「不易流行」と言う言葉をお使いになり、「不易」はロータリーの心、「流行」はRI の新長期計画や財団の「未来の夢計画」であると論じておられます。「不易流行」は松尾芭蕉の「不易知らざれば基なく、流行知らざれば風なし」から引用された俳諧に対しての理念です。
私は保守的なので、ロータリーの親睦と職業分類、職業奉仕が「不易」に相当し大切に守る必要があり、「流行」は文字通り流れに従い出来るだけゆっくりと成すべきだと思っています。従って中山ガバナーが敷いて下さったレールに乗って間違いなく役目を果たし、高野年度にお渡しすることが私の第一の使命でありますが、変革のリズムはやや緩慢となります。お許しください。
とは言え2013 年にはRI 財団の仕組みが大きく変わりますのでクラブも地区もその準備は怠りなくしなければ、結局自分達の不利に成る事は明白です。中山ガバナーが「今までのプロジェクトを棚卸せよ」とおっしゃる真意はここにあります。今は変化の狭間の大変な時期に当たりますので、皆さんもその変化のなんであるかを充分に理解されて対処いただきますようにお願い申しあげます。
この度の会長幹事エレクト研修セミナー開催の2 日前、東北関東地区に大地震、大津波、続いて原発の事故が起こりました。そして今多くの同朋が災害で苦しんでおります。我々は何をなすべきか、今ほどロータリーの真価を問われている時は無いでしょう。先ず全力で災害復興支援に取り組むべきであります。急遽地区目標の第一にこれを置き、ポリオ、財団、米山寄付以上に皆様のご協力をお願いすることに致しました。会長エレクト研修セミナーで皆様にお諮りした地区目標を変更させていただくことをお許しください。我々も厳しい局面では有りますが、だからこそロータリーの底力を結集し被災地の復興の支援に注力すべき時であると確信します。是非ともご理解ご協力をお願い申しあげます。
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